東京証券取引所は、2025年4月よりプライム上場企業に対し、決算情報と適時開示情報の日英同時開示を義務化しました。
日英同時開示の義務化について、現段階ではプライム市場に限定されていますが、海外投資家にアピールする手段としてはIR開示資料の英文化が必須であることから、スタンダード市場やグロース市場の企業においても、開示書類の英語化に積極的に取り組んでいくべきだと考えます。
そうした流れの中で、注目を集めているのがAI翻訳の活用ですが、ここには大きな落とし穴があります。無料のクラウド型AI翻訳を活用した場合、入力された未公開情報はAIが学習するためにクラウド上に蓄積され、第三者に漏洩してしまう危険性があります。また、そのサーバーを信用に不安がある海外に設置しているサービスでは、容易に情報を抜き取ることが出来、インサイダーなど不正に利用されるおそれがあります。
そこでトランズパシフィックエンタープライズが自信を持ってお薦めするのは、IR特化型「AI自動翻訳ツール」です。
これは無料のクラウド型AI翻訳サービスとは違い、ローカルまたはセキュアなサーバーで作動するため安全が担保されています。
AI翻訳を有効に活用するためには、End-to-End 深層学習(Note)が必要です。 適切なデータを収集し、AIエンジンを言語、法律、金融など特定の分野に合わせてトレーニングする必要があります。また、過去の高品質な翻訳を、翻訳メモリ技術を活用して再利用することも重要になります。これらすべてをワンストップで実現するツールです。
(Note) End-to-End深層学習とは、入力データが与えられてから結果を出力するまで多段の処理を必要としていた機械学習システムを、様々な処理を行う複数の層・モジュールを備えた一つの大きなニューラルネットワークに置き換えて学習を行うもの。自動運転に例えるなら、物体認識、レーン検出,経路プランニング,ステアリング制御など、複数個のサブタスクを解く必要があるところ,End-to-End深層学習では車載カメラから取得した画像から直接ステアリング操作を学習できる。
AI翻訳は数多く存在していますが、その多くはネット上にあふれる情報を広範囲に収集し、蓄積されたデータから回答を出力しますが、その情報は、良質なものばかりではなく、粗悪なものも含まれるため、時々最適な回答を得ることが難しい場合があります。
「IR特化型 AI自動翻訳ツール」は、余分なデータを収集せず、有価証券報告書や決算短信、決算説明資料などのIR開示文書だけを収集し、データとして蓄積しているためIRに最適化された回答を出力出来ます。
AI翻訳の場合、人とは比較にならないほど早く翻訳することが可能です。ただし、100%完璧なものが出力されるとは限らない為、人の目でチェックする必要があります。
無料のAIシステムを利用した場合、入力内容はAIの学習に使用され、第三者への出力に使用されるおそれがありますが、IR特化型 AI自動翻訳ツールでは、セキュアな環境で安全に運用できます。
企業自体の過去の翻訳原稿から専門用語や固有名詞などのデータベースを作成し、通常のAI翻訳と、企業独自の翻訳用語を活用し、精度の高い翻訳システムとしてご活用いただけます。
AI翻訳を利用する際、最初から制度の高い翻訳は期待できません。最初にAIに学習をさせる必要があります。学習には資料を必要とし、多くの資料を学習することでその精度を増します。また、最終的なチェックは人が行う必要があり、英語のチェックができる人材が必要となります。
これら全てをトランズパシフィックにお任せ頂けます
AI翻訳を利用する際に必要な、End-to-End 深層学習を済ませ、更に業界に合わせた各企業ごとのサービス名や専門用語、言い回しなどのデータベース作成 を行い精度を高めたチューンナップ版作成を行います。
月額使用料や初回費用、ライセンス料などの固定費が発生しない「完全従量制」でご利用頂けます。
AI翻訳を使用した場合、必ず人の目によるチェックが必要となりますが、翻訳会社であるトランズパシフィックエンタープライズで運用していますので、ネイティブチェックなどのチェック体制は万全です。
初めてIR決算資料の英文化に取り組む企業様に対しては、企業様のご要望をお伺いし、適切なアドバイスと、投資機会を増やすための最善のご提案を行った上で、海外投資家に的確に伝わる高い品質の翻訳で、企業様と海外投資家をつなぐお手伝いをいたします。
まずはお気軽にご相談ください。
企業コミュニケーションの
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翻訳会社トランズパシフィックでは、専門知識を必要とする金融、不動産、美術、エレクトロニクス、IT、物流、医薬・医療、旅行などの翻訳/デザイン制作にご定評を頂いております。
会社名 | 有限会社トランズパシフィックエンタープライズ |
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取締役社長 | レイ・デボア |
設立 | 1995年7月4日 |
所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂1-4-8 一光赤坂ビル 4階 |
業務内容 |
(1)翻訳・コミュニケーション業務に係る企画提案、文書作成ほか(出版物、会社案内パンフレット、年次報告書、ニュースレター、社内誌、ウェブサイトなど) (2)ULI Japan事務局運営 |
専門分野 | 専門知識を必要とする下記業界を中心としたPRおよびIRの支援業務など。 金融、不動産、美術、エレクトロニクス、IT、物流、医薬・医療、旅行ほか |
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